【CTF_LOADER】"ctfローダーが動作を停止しました"の原因と対処

"ctfローダーが動作を停止しました"の原因と対処


Windows 環境で作業をしている場合、突然次のエラーが発生する場合があります。


ctfローダーが動作を停止しました



これにより日本語入力、手書き入力、音声入力などができなくなりました。
様々な原因が考えられると思います。

一つはctfローダーが高騰することあるいはメモリを大量に消費することによりctfローダーが異常となり強制終了となるケースです。
OSによりctfローダープロセスが強制終了されたということです。

サービスを起動する


一番の解決方法はctfローダーに関連するサービスであるTouch Keyboard and Handwriting Panel Service サービスを起動して解決する方法です。

コマンドプロンプトを管理者権限で開いて次のコマンドを実行します。

C:\>sc start TabletInputService



他の方法として net コマンドでも開始させることが可能です。


C:\>net start TabletInputService



あるいは services.msc (サービス管理ツール)からTouch Keyboard and Handwriting Panel Service サービスを手動で起動して解決するか確認します。

これらの方法でctfローダーが起動可能か確認します。

コマンドで起動する


ファイル名を指定して実行、あるいはコマンドプロンプトから次のコマンドを実行して解決するか確認します。
ctfmon.exe

Windows を再起動する


次のの解決方法はWindowsの再起動です。再起動によりすべてクリアにして解決するか確認します。

次の文書ではctfローダーの一般的な問題に関して記載します。


解決方法

CTFローダーとは



CTFローダーのトラブルシューティング



CTFローダー(CTF Loader)とは Windows IME 関連のプロセスです。主にキーボードを叩いたときに日本語に変更する処理を行います。詳しく言うとキーボードとIMEを連携する機能です。これはとても大事なプロセスです。このプロセスに問題が発生した場合、日本語入力ができなくなります。よくキーボードを打っても a とか k とか 単発でしか入力できなくなることがあると思います。それはおそらくCTFローダーに問題が発生していてい日本語が入力できないのだと思われます。


よってCTFローダーは停止してはいけません。日本語が入力できなくなるからです。もちろん英語版で日本語入力が不要な場合は止めてもよいでしょう。
CTFローダーのCPUが高騰(High CPU)して動作が遅くなったりCTFローダーがメモリを消費して他のアプリが起動できなくなる場合もあります。だからと言ってCTFローダーを停止すると日本語入力ができなくなります。よってCTFローダーのHigh CPUに対して処理を行う必要があります。

CTFローダーは音声認識、マウス処理、キーボード入力、手書き処理なども行います。ただ消費メモリは10M程度のはずです。もし大量のメモリを消費している場合はあきらかに問題が発生していると考えてよいでしょう。CTFローダーはバックグランドで動作しています。デスクトップ上に表示されるアプリではありません。

CTFローダーの実態は次の通りです。環境により日付はサイズは異なります。


C:\Windows\System32 のディレクトリ

2019/12/07 18:09 11,264 ctfmon.exe
1 個のファイル 11,264 バイト

C:\Windows\SysWOW64 のディレクトリ

2019/12/07 18:09 9,728 ctfmon.exe
1 個のファイル 9,728 バイト




Windows再起動


一番の解決はWindowsの再起動です。これにより解決するケースはよくあります。

システム修復を行う


そもそもシステムに問題が発生していてCTFローダーが動作しない可能性があります。CTFローダーに不具合が発生しているのではなく、OSに不具合が発生しているということです。次のコマンドで修復を試みるとよいと思います。

コマンドプロンプトを管理者権限で開いて次のコマンドを実行します。

c;\> dism /online / cleanup-image / restorehealth




c;\> sfc /scannow




処理にはかなりの時間を要します。またPCの負荷も高くなるのでしばらく放置するとよいでしょう。処理中はWindowsを再起動しないことを推奨します。


ディスクのチェックを行う


可能性は低いですがディスクのチェックで修復することがあるかもしれません。次のコマンドで修復を実行して改善するか確認します。


C:\>chkdsk c: /r
ファイル システムの種類は NTFS です。
現在のドライブはロックできません。

ボリュームが別のプロセスで使用されているため、CHKDSK を
実行できません。次回のシステム再起動時に、このボリュームの
チェックをスケジュールしますか (Y/N)?



メッセージの通り、次の再起動で実行されます。もしなにも作業をしていない場合はすぐにWindowsを再起動してチェックをすることができます。

アンチウィルス


もしかしたらウィルスソフトがctfローダーを偽装して活動している可能性もあります。一度アンチウィルスを実行して改善するか確認します。

Windows Update


Windows Update を実行して最新版にして改善するか確認します。ctfローダーに限らずセキュリティの観点上、Windows Updateにより最新版にすることは非常に重要です。


CTFローダーは再起動可能か


CTFローダーを再起動して解決するか確認したくなるでしょう。しかし現状では再起動はできないようです。
CTFローダーは"TabletInputService"サービスと関連しています。

よって管理者権限でコマンドプロンプトを開いてこのサービスを停止、開始しようとしても次のエラーで失敗してしまいます。


C:\>sc stop TabletInputService
[SC] ControlService FAILED 1052:

要求された制御はこのサービスに対して無効です。



よってCTFローダー単体では再起動は難しくやはりWindowsの再起動が必要な気がしています。

日本語入力ができない


もし逆にIMEが全く起動しなくなってしまった場合、CTFローダープロセスが停止してしまっている可能性があります。

ファイル名を指定して実行やコマンドプロンプトから "ctfmon.exe" を実行して改善するか確認します。



CTFローダー(CTF Loder)に関するエラー情報集




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